プロテインという言葉の意味をご存知ですか?
19世紀末のドイツで「最も大切なもの」を意味するギリシャ語からたんぱく質を「プロテイン」と名付けたそうです。
日本ではたんぱく質を主原料にしたサプリメントの総称になってますね。
運動で傷ついた筋肉を回復させる素となるプロテイン。
そんなプロテインをアスリートが飲む理由をご紹介します。
1.多量のたんぱく質を摂取する必要がある
一般的な人が1日に必要なタンパク質の量は体重1kgにつき1gほどです。
一方、激しい運動をするアスリートは体重1kgにつき1.5〜2g必要だと言われています。
体重1kgあたり2g摂取するとして、体重が60kgの人なら120g、70kgの人なら140g必要だということですね。
しかし、平成27年度の国民健康・栄養調査によると、20歳以上の人の1日当たりのたんぱく質摂取量の平均値は69.8gと報告されています。
これを補うためにプロテインの摂取が必要なのです。
「別にプロテイン飲まなくても肉食えばいいじゃん!」って言う人がいるかもしれません。
例えば、豚肉バラ200gにどのくらいたんぱく質が含まれているかというと、およそ30gです。
豚肉バラだけでたんぱく質を120g摂ろうと思ったら800gも食べないといけません。
結構な量ですよね。しかもこれを調理して食べようとすれば、同時に脂質や炭水化物増えてしまいます。
とても食べきれる量ではないですよね。
2.たんぱく質を安く摂取できる
例えば僕が最近飲んでいるビーレジェンドのホエイプロテイン
これでたんぱく質を6g摂取しようとすると約35円となります。
他の食材で同量のたんぱく質を摂取するならば以下のようになります。
豚肉バラ 40g 120円
牛肉ヒレ赤身 30g 144円
鶏肉ささみ 25g 30円
卵1個 50g 30円
牛乳 200ml 40円
ほぼ同等か安いですよね。
プロテインは大量に消費するものなので安さは重要な要素になります。
3.体内への消化吸収が早い
トレーニング直後の30分はゴールデンタイムと呼ばれ、この時間にたんぱく質や炭水化物を摂取することが筋肉の発達に大切だと言われています。
普通の食事は消化吸収に2〜4時間程度かかります。トレーニング後に食事を摂っていては間に合いません。
そこでプロテインの出番です。
プロテインは体内への消化吸収が速く、胃腸への負担も少ないです。
トレーニング中やトレーニング後にプロテインを摂取することでゴールデンタイム中の筋肉に栄養を届けることができます。
プロテインの中でもホエイプロテインは消化吸収が速やかに行われやすいのでオススメです。
また、最近はたんぱく質を分解してペプチドという状態にしたプロテインも販売されています。これらはさらに吸収スピードが速くなっています。
まとめ
今回はアスリートがプロテインを飲む理由について書きました。
注意して欲しいのが、プロテインさえ飲んでおけば良いわけではないということです。
あくまで栄養バランスの良い食事を摂ることが前提です。
プロテインはその補助として使用しましょう。